ミニアチュール彫刻が美しい《不思議のメダイ》 フランスの逸名芸術家による小品 直径 13.1 mm


突出部分を除く直径 13.1 mm

フランス  1920 - 30年代



 指先に載るサイズの不思議のメダイ。聖母の足下に雲が表現されているのが特徴です。聖母の右(向かって左)の足元に、製造国を示す「フランス」(FRANCE)の文字が刻まれています。





 聖母は右足に体重を掛けたコントラポストの姿勢で球体の上に立ち、裸足で蛇を踏みつけています。蛇は聖母との戦いに力尽き、ぐったりと頭を垂れています。優しい微笑みを浮かべる聖母は、掌を前に向けて両腕を伸ばし、罪びとを招き抱き寄せようとしています。聖母の両手からは、恩寵の光が地上に降り注いでいます。





 聖母の足元の球体は、被造的世界、すなわちこの世界あるいは宇宙の象徴です。聖母が球体の上に立つ姿は、救い主の愛と恩寵を取り次ぐ御母の愛が、すべての人に注がれていることを表します。無原罪の御宿り(聖母)に執り成しを求めるフランス語の祈りが、浮き彫りを取り囲むように刻まれています。

  Ô Marie conçue sans péché, priez pour nous qui avons recours à vous.  罪無くして宿り給えるマリアよ、御身を頼みとする我等のために祈りたまえ。






 上の写真に写っている定規のひと目盛は、一ミリメートルです。聖母の顔や両手は一ミリメートル以下のサイズですが、聖母の浮き彫りは大型の作品に勝るとも劣らない丁寧さで細部まで作り込まれています。衣の下に隠された丸みを帯びた女性らしい体つきもよくわかります。





 裏面には十字架と「エム・イ」(M I)のモノグラム(組み合わせ文字)の左下に、キリストの聖心、右下にマリアの聖心が寄り添うさまを浮き彫りにします。二つの聖心は十二の星に囲まれています。「エム・イ」は「マリア・インマクラータ」(MARIA IMMACULATA ラテン語で「無原罪のマリア」)または「マリ・イマキュレ」(Marie Immaculée フランス語で「無原罪のマリア」)を意味します。十二の星は「ヨハネの黙示録」十二章一節に出てくる表象で、十二使徒の象徴、あるいは全キリスト教徒の象徴です。





 本品は八十年ないし九十年前のフランスで制作された真正のアンティーク品ですが、保存状態は良好で、細部まで綺麗によく残っています。逸名芸術家による両面の浮き彫りは、極小サイズのミニアチュール彫刻とはにわかに信じがたい優れた出来栄えであり、フランスが誇る浮き彫り彫刻の歴史的厚みを思い知らされます。





本体価格 4,500円 販売終了 SOLD

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