手描きの磁器製メダイヨン 《スルトの無原罪の御宿り》の聖水盤


高さ 177 mm   幅 90 mm   奥行 41 mm

19世紀後半  フランス



19世紀のフランスで製作された家庭用聖水盤。


ブロンズの枠に嵌め込んだ中央のメダイヨンは磁器製で、 白い衣に青いヴェールをまとった聖母マリアを描いています。

絵のモデルとなっているのは、プラド美術館に収蔵されているエステバン・ムリリョの名画「スルトの無原罪の御宿り」("La Inmaculada de Soult") です。


メダイヨンのサイズは45 x 33 ミリメートル、約4対3で、視覚的に安定感のある比率となっています。

聖母の顔の高さはわずか1センチメートルほどです。

下の写真は実物の面積を50倍以上に拡大していますが、柔和で清らかな聖母の表情はあくまでも美しく、筆のタッチはたいへん丁寧で粗(あら 不完全な部分)が見当たりません。





聖母のメダイヨンはブロンズの枠に固定され、このブロンズ枠が透かし細工の金属板に嵌め込まれています。

透かし細工の金属板は銀色のめっきを施したブロンズ製で、数多くの植物文とグラヴュール(エングレーヴィング)による装飾が施されています。

植物文はアカンサスのようにも見えますし、聖母の象徴である百合、あるいはフランスの象徴であるフルール・ド・リス(fleur-de-lys 百合あるいはアヤメ文)のようにも見えます。



この聖水盤はアール・ヌーヴォー期よりも以前、19世紀中頃から後半のもので、

金属板の切り抜きからグラヴュール、磁器製メダイヨンの絵付けまで、すべて手作業により丁寧に製作されています。


金属部分、メダイヨンとも、亀裂、欠損、剥落等の特筆すべき問題はありません。

真正のアンティーク品ならではのパティナが全体を均一に被っており、たいへん美しいコンディションです。



38,000円

電話 (078-391-7323) またはメールにてご注文くださいませ。



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