6月23日 土曜日

 お客様が淡路島で釣りたてのハマチを差し入れてくださいました。にゃんこスタッフは大興奮で、外のにゃんこも大喜びです。いつものことながら私の口には入りませんでしたが、淡路島のハマチはこの上なくおいしかったようです。

 下の写真は、外にいるにゃんこのひとりです。このひとと私は仲良くなりかけていて、短い立ち話をする間柄になっています。




 下の写真は外にいる三毛で、以前にもにゃんこ日記に登場しました。この三毛は私が来るのを待っていますが、自分からは近寄ってくれないし、私が近づくと逃げます。三毛はどうやら私を怪しんでいて、毎日親切にごはんをくれるのは、別の目的を隠していると思っているらしい。話し掛けても警戒を解かず、声掛け事案が発生したような気まずい雰囲気になります。ずいぶん長い付き合いなのに愛は一方通行で、私は完全に不審者扱いです。




 三毛は少し遅れて来たので魚があまり残っていませんでした。可哀想なので、別の物を追加しました。




 ハマチとドライフードは、私が与えた給食です。左側に見えている縞模様の小皿は、近所のにゃんこ友達キャロルさんが置いたものです。この小皿にはときどきおいしそうな物が載っています。この日のメニューが何だったのか知りませんが、私が見たときはとっくに空(から)になっていました。私のドライフードは大して人気がなく、他に食べ物が無いから仕方なく食べるという感じですが、キャロルさんはにゃんこたちの胃袋をしっかりと掴んでいます。


6月19日 火曜日

 スタッフが働いている様子です。








 背伸びの仕方を写真で説明いたします。
















 店内に立っていると、子にゃんこが体に爪を立てて駆け登ってきます。一見ふわふわなのに実は棘とげの子猫は、たいへん痛い生き物です。人間は私ひとりしかいませんが、北山杉のように寸胴で、きっと登りやすいのでしょう。北山杉は密植のせいで下枝が枯れ落ちて、枝葉は遥か上方にあります。人間は頭だけに髪がありますから、この点でも北山杉に似ていますね。


6月18日 月曜日

 当店にはいろいろな生き物がやって来ます。如何にも五月雨の季節らしく、昨夜ふと窓辺を見ると、エスカルゴがいました。先日注意せずに窓を閉めた折り、私はこの貝の殻を割ってしまいました。でも無事に修復ができていて、ほっとしました。にゃんこに見つからないうちに、外に出しました。





  舞へ舞へ蝸牛。舞はぬものならば、馬の子や牛の子に蹴ゑさせてむ。踏み破らせてむ。実に美しく舞うたらば、華の園まで遊ばせむ。

 上の句は「梁塵秘抄」からの引用です。「舞へ舞へ」は「回れ、回れ」ということで、上方では現在でも「舞う」を「回転する」意味に使っています。しかし馬の発音に関しては「うま」、梅も「うめ」というように、[m] の代わりに [u] と言う人が増えました。「うま」「うめ」等は平安初期までの古い発音ですが、これが現代に復活したのは、あたかも発音の歪みが限界に達して揺り戻しが起こったかのようです。地震をはじめとする自然現象との類似を興味深く感じます。





 当店の脇で一年前に撮影したナミマイマイ(Euhadra sandai commnis PILSBRY, 1928)。殻の模様はこの種に最も普通に見られる 0204型です。売り場にいたのと同一個体と思われます。

 エウハドラ(Euhadra ミスジマイマイ属)は日本固有のエスカルゴ(蝸牛)です。属名中のハドラはギリシア語の「ハドロス」(ἁδρός 大きい、量が多い、嵩高い)でしょうが、筆者(広川)はこの属名の正確な由来を知りません。ナミマイマイは近畿の固有種です。和名マイマイの語源は言うまでも無く「舞ひ舞ひ」で、「ぐるぐる」と言うほどの意味です。


6月16日 土曜日

 今日はまさに五月晴れでした。当店の屋上からは、淡路島の東側全域と、紀伊半島の大阪側全域が、紀淡海峡まではっきりと見えていました。

 インスタグラムの口座を開設しました。

 下の写真は、澄雄くんと福音ちゃんです。福音ちゃんは向かいのお宅に引越ししました。




 茶色の子猫は里親募集中です。










6月4日 月曜日

 昨日のにゃんこ。




6月3日 日曜日

 昨日の写真。ふたりの子猫は同じ大きさです。茶トラちゃんは男の子です。

 この頃は毎週のように動物を保護するので、子猫ふたりを一緒に貰ってくださる里親を探します。希望の方はご連絡ください。








にゃんこ日記 インデックスに移動する


アンティークアナスタシア ウェブサイトのトップページに移動する




Ἀναστασία ἡ Οὐτοπία τῶν αἰλούρων ANASTASIA KOBENSIS, ANTIQUARUM RERUM LOCUS NON INVENIENDUS